Rubyのtime
gemのセキュリティ修正がリリースされました。
CVE-2023-28756: ReDoS vulnerability in Time https://t.co/qdHkUtRBxo
— Ruby Programming Language (@rubylangorg) March 30, 2023
- コミット差分(
time
gem v0.2.2) - コミット差分(
time
gem v0.1.1) - コミット差分(Ruby 2.7.8: セキュリティ以外の変更も含まれています)
対応方法
詳しくは上記の公式情報をご覧ください。
公式で推奨されている対応方法は、time
gemを0.2.2以上にアップデートすることです。
gem update time
を実行することでアップデートできますtime
gemをbundlerでインストールしている場合は、Gemfileにadd gem "time", ">= 0.2.2"
を追加してbundle install
を実行します
Ruby 3.1/3.2/3.0の場合
time
gemを0.2.2にアップデートします。
Ruby 3.0でbundled gemとの互換性を確保したい場合
time
gemを0.1.1にアップデートすることでも対応可能です。
Ruby 2.7の場合
time
gemはRuby 3.0以降でしか動作しないため、Ruby 2.7を使っている場合は、Ruby 2.7を最新の2.7.8にアップデートする必要があります↓。
なお、Ruby 2.7のEOLは本日2023/03/31いっぱいが予定されています(現時点では確定ではありません)。
修正の概要
以下の脆弱性が修正されました。
CVE-2023-28756: ReDoS vulnerability in Time
- CVE – CVE-2023-28756(現時点ではエントリのみです)
-
影響を受けるバージョン
- Ruby 2.7.7以下
time
gem 0.1.0time
gem 0.2.1
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