Ruby 3.3.5がリリースされました。内容はバグ修正です。
Ruby 3.3.5 Released https://t.co/kqnjyl7fhY
This is a routine update that includes minor bug fixes. We recommend upgrading your Ruby version at your earliest convenience. For more details, please refer to the GitHub release notes https://t.co/OwDYXclGEB.
— k0kubun (@k0kubun) September 3, 2024
- リリース情報: Ruby 3.3.5 Released
詳しくはリリース情報をご覧ください。
Ruby 3.3.43.3.5は、以下の記事で報じられたとおり9/3にリリースされました。次の3.3.6リリースは11/5(火)が予定されています。
参考: 「Ruby 3.3.4」がリリース ~今後は2カ月おきにマイナーアップデートを提供 - 窓の杜
更新の概要
詳しい変更内容は以下で参照できます。
- GitHubリリースノート : Release 3.3.5 · ruby/ruby
- 差分: Comparing v3_3_4...v3_3_5 · ruby/ruby
- Bundler最新バージョン: 2.5.18
参考
rbenv
rbenvで使われるruby-buildでは、以下で既にRuby 3.3.5が利用可能になっています。
Docker Hub
Docker Hubでは、各種ディストリビューション向けのRuby 3.3.5がbotによって既にmasterにマージされていますが、現時点ではDocker Hub: rubyにはまだRuby 3.3.5がリストに表示されていません。→その後表示されました。
Heroku
HerokuのbuildpackもRuby 3.3.5への対応がマージされましたが、まだリリースされていません(#1492)。→その後リリースされました(v279)。
追記: rexml 3.3.6のエラー
私のアプリで使っているGitHub ActionsのCIが、bundle install
の実行中に以下のエラーで止まってしまう問題に気づきました。
...
Downloading rexml-3.3.6 revealed dependencies not in the API or the lockfile
(strscan (>= 0)).
Running `bundle update rexml` should fix the problem.
Error: The process '/opt/hostedtoolcache/Ruby/3.3.5/x64/bin/bundle' failed with exit code 34
試行錯誤の末、以下のようにrexml gemを明示的にGemfileに追加し、取得元をrubygems.orgからGitHubのruby/rexml
に変更することで、まだリリースされていないrexml 3.3.7がインストールされて依存関係にstrscanが追加され、上のエラーが修正されました。rexml 3.3.7がrubygems.orgで公開されればこの回避策は不要になると思います。
# Gemfile
...
gem 'rexml', github: "ruby/rexml"
...
なお、strscanへの依存はつい先ほどrexmlから削除されました↓。
参考: Remove strscan dependency declaration from gemspec by Bo98 · Pull Request #204 · ruby/rexml
追記: その後rexml 3.3.7がリリースされました。少なくともGitHubの自分のCIでは上の回避策は不要になりました。
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