訂正(2019/06/27): 冒頭のパラグラフを訂正いたしました。
こんにちは、hachi8833です。先週金曜日の銀座Rails#10の二次会の席でWEB+DB PRESS Vol.111でRails 6の特集があることを知りました。だからというわけではありませんが、遅まきながら思い出して昨日Kindle版で同誌を購入しました。
WEB+DB PRESS Vol.111、どこよりも早い表紙画像です!
今号はRails 6、Julia、見える化を大特集! 6月24日発売です!#wdpress pic.twitter.com/5jolqTALiA— WEB+DB PRESS編集部 (@wdpress) June 7, 2019
特集「詳解Rails 6」もくじ
- 第1章:Rails 6が指し示す未来(松田 明)
DHHの構想と,大規模サービスからの機能還元 -
第2章:新しいコンポーネント(y-yagi)
Active Storage,Action Text,Action Mailbox -
第3章:フロントエンド開発の変化(y-yagi)
WebpackerによるJavaScriptエコシステムとの共存 -
第4章:大規模サービス向け新機能(松田 明)
複数データベース接続,テストの並列実行 -
第5章:そのほかの主要な新機能(松田 明)(y-yagi)
オートロードシステムの刷新,Active RecordとAction Viewの改善 -
第6章:Rails 6実践チュートリアル(y-yagi)
ステップバイステップで作って学ぶ新機能
読んでみて
「新機能の数々をコミッターが最速解説!」と表紙にあるとおり、Railsコミッターのa_matsudaさんとy-yagiさんがRails 6について6つの章を手分けして執筆しています。これまで週刊Railsウォッチなどで断片的にお伝えしていたさまざまな内容も改めて確認できましたし、詳しくは本誌でご覧頂きたいのですが、ウォッチで見逃してたこともいろいろ記載されています。
特にa_matsudaさんの第1章「Rails 6が指し示す未来」は、Railsのこれまでの歴史をおさらいしつつ、Action TextやAction Mailboxといった新機能が導入されたいきさつなどがわかりやすく解説されています。RailsにおけるJavaScript(Webpack、Webpacker)の位置づけについてもいろいろ腑に落ちました。Rails 6のマニフェスト的なものを個人的に感じました。
なるようになるブログでおなじみのy-yagiさんも、JavaScriptとWebpackerに絡めたRailsのフロントエンド開発や現時点でのRails 6のチュートリアルなどについて解説しています。
Rails 6の単なる新機能紹介にとどまらず、おおっと思うような注意点なども盛り込まれており、来るべきRails 6の大きな流れを知るのにとても役立ちました。今回のWEB+DB PRESSは、@kamipoさんの一連のブログなどと合わせて今のうちに読んでおきたいですね。
参考: Rails 6.0の複数DBでリードレプリカのテストするのたぶん大変 - かみぽわーる
ネタバレにならないように書くの、大変…。
つか実は以下の箇所がどこなのか気になって買ったのでした。すみませんすみません。
麦めし食ったあと近場の本屋にちらっと絶賛発売中のWEB+DB Pressのぞきにいったら筆者がさらっとアトリビュートAPIディスってたところがおもしろかったです
— Ryuta Kamizono (@kamipo) June 25, 2019
なお、同誌冒頭の@kazuhoさん(H2Oの作者)インタビューがいきなり面白くて先にそっちを読んでしまいました。よくみるとインタビュアーは@mizchiさんでした。
「Julia特集」の方も、Red Data Toolsなどでおなじみの@mrknさんががっつりJuliaを解説してました。Jupyter NotebookでJulia動くとか、Juliaでメタプロできるって知らんかった…
そして@_ko1さんの連載「Rubyのウラガワ」第2回はMRIのGCの話でした。また買おうっと。