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週刊Railsウォッチ(20180622)Railsの需要未だ巨大、Unicode 11.0リリース、WebDriverがW3Cで勧告、Flutter.io、2封筒問題ほか

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こんにちは、hachi8833です。私が気まぐれに応援するサッカーチームは必ず負けるので、どこも応援しないようがんばります。

各記事冒頭には⚓でパーマリンクを置いてあります: 社内やTwitterでの議論などにどうぞ
まだ検討段階ですが、週刊Railsウォッチの刊行日を月曜日に移動するかもしれません

Rails: 今週の改修(Rails公式ニュースより)

特記ない限りRails 6.0向けです。

既存association削除時の探索をハッシュに変えて高速化

# activerecord/lib/active_record/associations/collection_association.rb#L391
         def remove_records(existing_records, records, method)
           records.each { |record| callback(:before_remove, record) }

           delete_records(existing_records, method) if existing_records.any?
-          records.each { |record| target.delete(record) }
+          hashed_records = records.group_by { |record| record }
+          target.select! { |record| !hashed_records[record] }

           records.each { |record| callback(:after_remove, record) }
         end

GDPR対応でユーザーや「いいね👍」をごっそり削除することになった人、いるよね? dependent: destroyオプションのアルゴリズムが更新されて(計算量が)二次から一次に削減されました。これ大好き😋
公式ニュースより大意


つっつきボイス:eachで全回しでdeleteしてたのを、group_byしてからhashed_recordsで削除したと」「quadratic(二次)からlinear(一次)って、ここでは計算量のことでいいんですよね?」「ですね🧐O(n^2)からO(n)に削減されたやつ」「お、例のsgrifさんが『self.target -= recordsだけでいけるんじゃ?』ってコメントしてる🤔」「おー、確かにこの書き方は演算子がオーバーライドされてればできるな: 面白い😋」

参考: ランダウの記号 - Wikipedia
参考: 一次方程式 - Wikipedia — linear equation
参考: 二次方程式 - Wikipedia — quadratic equation

storeアクセサで従来のprefixの他にsuffixも使えるようになった

# 同PRより
store :settings, accessors: [ :two_factor_auth ], coder: JSON, _prefix: true
# => accessor will be model.settings_two_factor_auth
store_accessor :settings, :secret_question, _prefix: 'config'
# => accessor will be model.config_secret_question
store :settings, accessors: [ :login_retry ], _suffix: 'setting'
# => accessor will be model.login_retry_setting

つっつきボイス: 「おー、storeにsuffixもねー: 既存のデータベースでsuffixを使うやつがあるんだろうし、prefixが使えるならsuffixも欲しいというのはまあワカル」「指定したsuffixが自動で追加されるんですね」「自分はあんまり使わないかなー?😆」

Active Modelのデフォルトのエラーメッセージ表示方法を改良

#{attribute} #{message}#{message}, full_messageに変更し、以下のどれでも使えるようにしつつ高速化も図ったようです。

en:
  errors:
    format: '%{message}'
en:
  activemodel:
    errors:
      models:
        person:
          format: '%{message}'
en:
  activemodel:
    errors:
      models:
        person:
          attributes:
            name:
              format: '%{message}'

つっつきボイス:full_messageがオーバーライドできるようになって、しかもi18nなのか!そういえば今まではデフォルトのエラーメッセージが生書きされてたような気がする」「この改修はどの辺がうれしいんでしょうか?」「今まではデフォルトのエラーメッセージが完全に英語の語順になっちゃってたんで、日本語環境だとeachで回してゴニョゴニョしないといけないとか、いろいろ使いにくかったんですよ」「あー!なるほど😲ローカライズでもメッセージ内のプレースホルダーの位置なんかを言語によって変えないといけないけど、まさにその問題か」「そのあたりをi18nでもう少し何とかできるようになったということのようだ」「上はyamlファイルなんですね?」「ですです: i18nのfull_messageのテンプレートをyamlでオーバーライドできるようになったということでしょうね: 嬉しい人には嬉しいのかも?」「私は嬉しいです😄」

developmentモードのeager loadingを修正

Rails 5.1/5.2でconfig.eager_load = trueするとサーバーがロックすることがあったそうです。

# actionpack/lib/action_dispatch/journey/routes.rb#L51
       def ast
         @ast ||= begin
           asts = anchored_routes.map(&:ast)
-          Nodes::Or.new(asts) unless asts.empty?
+          Nodes::Or.new(asts)
         end
       end

つっつきボイス:config.eager_load = trueでロックとか恐ろしいw💀」「修正はめちゃシンプル: astだから抽象構文木ですね」「どうやらこいつが何かのはずみで同時に呼ばれるとヤバかったんだろうなー: コミットメッセージを見ると、Railsエンジンが複数ある場合にRouteSetsが空になる問題だったのか!」「😲」「自分はあまり踏まなそうなバグかな?」

参考: Rails エンジン入門 | Rails ガイド
参考: 抽象構文木 - Wikipedia

テスト中のパラメータエンコーディングにto_queryではなくRackを使用

# actionpack/lib/action_controller/test_case.rb#L104
           case content_mime_type.to_sym
           when nil
             raise "Unknown Content-Type: #{content_type}"
           when :json
             data = ActiveSupport::JSON.encode(non_path_parameters)
           when :xml
             data = non_path_parameters.to_xml
           when :url_encoded_form
-            data = non_path_parameters.to_query
+            data = Rack::Utils.build_nested_query(non_path_parameters)
           else
             @custom_param_parsers[content_mime_type.symbol] = ->(_) { non_path_parameters }
             data = non_path_parameters.to_query
           end

お馴染みAaron Pattersonさんによる修正です。


つっつきボイス: 「ちょうどMatz vs Aaron Patterson対談の記事があったので貼ってみました↑💎」「GitHub Satellite!😃HTTPのクエリパラメータのあたりで、to_queryだとエンコーディング前にソートされてたのをRackのに切り替えて修正したということかな」

associationのコレクション更新に-=を使うよう修正

これは自分で見繕いました。

この修正によってメモリ上で変更されたassociationもloadedとしてマーキングされるので、次回のアクセスでデータベースクエリの発生を回避できる。
同commitより大意

# activerecord/lib/active_record/associations/collection_association.rb#L399
         def remove_records(existing_records, records, method)
           records.each { |record| callback(:before_remove, record) }

           delete_records(existing_records, method) if existing_records.any?
-          hashed_records = records.group_by { |record| record }
-          target.select! { |record| !hashed_records[record] }
+          self.target -= records

           records.each { |record| callback(:after_remove, record) }
         end

つっつきボイス: 「あ、これちょうど今回の一番上の#29939の続きじゃないですか❤️」「ほんとだ: sgrifさんのサジェスチョンどおりですね🙂」「どこまで最適化されてるかはわかりませんが😆」「😆」

Rails

Railsへの需要は未だ巨大

サクッと読める記事です。


つっつきボイス: 「実際に使われている既存のRailsアプリがとても増えたし、エンジニアの需要も普通に多いというか減ってないという実感」「LinkedInの求職の件数(サンフランシスコのベイエリアなど)をチェックするというのはうまいですね: 言語ではRubyは必ずしも上位ではないけど、フレームワークでの求職数は圧勝しているというあたり」「ところでMatzがRailsネタでツイートするのは割と珍しいかも?」「確かにー」

tokaido: RailsアプリをmacOSアプリにする

Railsガイドに載ってました。東海道?


つっつきボイス: 「単独のMacアプリにできるということみたいです: こういうのがあったって知りませんでした」「自分も😆」「よく見ると最後の更新が3年前…Railsをまるっと飲み込んだら結構なサイズになりそう?」

AMPって今どうよ(Frontend Weeklyより)


つっつきボイス: 「AMPはもう普通に使われてると思うし: あと最近AMP JSも使えるようになるみたいだし」「あ、そうだった😲」

参考: AMP とは – AMP


ampproject.orgより

GraphQLは未来なのか?(Frontend Weeklyより)

「GraphQL is not your data model」という見出しがとりあえず気になりました。


つっつきボイス: 「日本だとGraphQLに夢を見ている人が多い印象🌠」「😆」「日本はフロントエンドとサーバーサイドを別の人がやってることが多いという事情もあるし: もしかするとソシャゲ界隈でGraphQL使いたい人が多いかもね🕶」

RailsでGraphQL APIをつくる: Part 1 – GraphQLとは何か(翻訳)

アセットパイプラインディレクトリの脆弱性


つっつきボイス: 「Herokuの記事でした」「productionでconfig.assets.compile = trueしなければ大丈夫だそうです(オレオレアプリもセーフ🤑)」「アセットのコンパイルって、ごくごく稀にオンにしてみることがあったりしたナ: コンパイルがうまく動かなかったときとか😆」「やったことなかった…」「Directory Traversalはなかなかエグい☠️けど、アプリがコンテナに置かれててchrootしているとかならそこまで深刻ではないのかもしれないけど、ね」

参考: ディレクトリトラバーサル - Wikipedia

git push -fはヤバい

参考: git push -f をやめて --force-with-lease を使おう - Qiita


つっつきボイス: 「実はこの間Gobyちゃんのリポジトリでgit push -fやらかしちゃって😓」「マジでw🤣」「今後やらかさないようgit config --system receive.denyNonFastForwards trueを唱えました」「master権限持っててぶっ壊したらどうしようもないけど、開発者ならprotectedブランチ的なものを立てるとか、masterブランチとdevelopブランチに直接pushできないようプロテクトしておくべきではあったかな😎」「そうでした😵」

「最近よく聞くのは、『featureブランチでは基本的にpush -fしない』という運用ですね: 重複更新が入ってもとりあえずコミットでつなげて、最後マージするときにsquashする」「なるほど!」「もちろんプロジェクト次第ですけどね: 個人的には、そのfeatureブランチを自分しか触ってないならpush -fしてもいいんじゃね?とは思うけど」

「いつもは自分のブランチでpush -fしてたんですが、今回はうっかりst0012さんのPRブランチにpushしちゃって💦」「人のブランチにgit push -fは、そりゃ戦争🔫💣ものだな🤣」「さすがにムッてたと思います…ほんとすみません🙏」「最初にfeatureブランチができたらそれ以外の人はpushできないようになったりするといいかもしれないですけどね😎、まあgit push -fは使わざるを得ないときもあるんでドンマイ」「😃」

Goby: Rubyライクな言語(2)Goby言語の全貌を一発で理解できる解説スライドを公開しました!

Railsアプリのデータベースロジックを失わない方法(RubyFlowより)

# 同記事より
app/
  sql/
    application.sql
    user.sql
    product.sql

つっつきボイス: 「sql/ディレクトリ掘ってるのが気になって」「それは普通に生SQLを置くところでしょうね: ははぁこれはマイグレーションについての記事か」「というと?」「通常のdb:migrateに限らない、データベースの更新とかも含むマイグレーションで使う生SQLはこういうところに置こうよという趣旨」「😃」

「ついでですが、これみたいに1回しか実行しない生SQLをどこに置くかっていつも悩ましいんですよ」「確かにー」「1回こっきりならスニペットで書くか、あるいはActiveRecord使うならrakeタスクにするとか: SQL一発だけならこの記事みたいな管理方法もありかなとは思う」

5つの手順で完璧なenumを作る(RubyFlowより)


つっつきボイス: 「完璧なenum🤣: まずはarrayじゃなくてhashでやろうとある、自分もhashでやるのが好きだし😋」

# 同記事より
class Catalog < ActiveRecord::Base
  enum localization: [:home, :foreign, :none]
end
0 -> home
1 -> foreign
2 -> none

「そうそう、業務システムなんかで、enumをデータベースに0とか1の値で入れることにこだわるケースがあったりするんですが、それだとソース見ないと値の意味がわからないんじゃね?って思うことしばしば😆」「それ確かにー」「自分はstringで保存したい派: PostgreSQLだと確か文字列enumが使えて、MySQLにもenum型が確かあって、そういうのを使えばできるし」

# 同記事より
class Catalog < ActiveRecord::Base
  enum localization: { home: 0, foreign: 1, none: 2 }
end

「お、この記事はPostgreSQL enum使ってるじゃん↓: エライ!」「これだとデータベース内部は数値でもクエリでは文字列が使えるんですね」「そうそう、やるなら自分はぜひこっちにしたい😋」「😃」

# 同記事より
class AddStatusToCatalogs < ActiveRecord::Migration[5.1]
  def up
    execute <<-SQL
      CREATE TYPE catalog_status AS ENUM ('published', 'unpublished', 'not_set');
    SQL
    add_column :catalogs, :status, :catalogs_status
  end

  def down
    remove_column :catalogs, :status
    execute <<-SQL
      DROP TYPE catalog_status;
    SQL
  end
end

「で究極のソリューションは、と: おー、これはたぶんPostgreSQLの機能だと思うんですが、型を追加してますね、CREATE TYPE catalog_status AS ENUMで」「😃」「createのenum定義に直接型を書く代わりに、catalog_statusという名前を付けてそれを使ってマイグレーションをすると: これは確かにキレイに書ける」「おー、ぽすぐれ側でやろうということですね」「まあ今度はこのcatalog_statusって定義はどこなんだ?と思われるかもしれないし、ここまでぽすぐれに頼っていいんだろうかとも思いますが😆」

# 同記事より
# マイグレーション
class AddStatusToCatalogs < ActiveRecord::Migration[5.1]
  def up
    execute <<-SQL
      CREATE TYPE catalog_status AS ENUM ('published', 'unpublished', 'not_set');
    SQL
    add_column :catalogs, :status, :catalogs_status
    add_index :catalogs, :status
  end

  def down
    remove_column :catalogs, :status
    execute <<-SQL
      DROP TYPE catalog_status;
    SQL
  end
end

# ValueObject:
class CatalogStatus
  STATUSES = %w(published unpublished not_set).freeze

  def initialize(status)
    @status = status
  end

  # what you need here
end

RailsアプリでReactをホットリロードに使う(RubyFlowより)


同記事より


つっつきボイス: 「ホットリロードは最近のWebアプリではよく見かけますね: フロントだと欲しいヤツ」「Webpackも使ってるし」

Railsのcredential

先週Railsのcredentialの話が出てたので。


つっつきボイス: 「この間の話は要するにcredentialをリポジトリにコミットする場合にマスターキーをチームでどううまく扱うかという問題でしたが、この記事みたいにマスターキーをAWSのKMSに保存すれば、KMS内の生の鍵には開発者のアクセスを許す必要がないし、KMSに置かれた鍵をIAM経由で使うようにすれば、プロジェクトから抜けたメンバーをIAM Groupから外すだけでマスターキーにアクセスできなくなるということですね」「😃」

Rails APIとJWT認証とVuejsでSPAする(RubyFlowより)


つっつきボイス: 「JWTはWeb界隈では新し目の認証方式ですね」



jwt.ioより

最近よかったRuby/Rails記事: 2018年前半(RubyFlowより)


つっつきボイス: 「ざっと見たところこれまでウォッチで既に取り上げたり翻訳したりした記事も載ってて、ちょっとだけ『勝った』感ありました😆」「😆」

RabbitMQはSidekiqと同等以上だと思う: 前編(翻訳)

search_flip: ElasticsearchでクエリをチェインするDSL(RubyFlowより)

Finally, SearchFlip supports ElasticSearch 1.x, 2.x, 5.x, 6.x. Check section Feature Support for version dependent features.
同リポジトリより


つっつきボイス: 「よくあるやつなのかなと思って」「お、これElasticsearchの6.xに対応してるのがエライですね!: たしかこの間のRails Developers Meetupだったかな、Elasticsearch向けの何かのRubyのライブラリがElasticsearchの5.xまでしか対応してなくて新しい機能はまだ使えないねみたいな話があったと思ったんだけど、6.xに対応しているという理由でこのgemを使う人がいるかも?」

ActiveSupport::MessageEncryptor


つっつきボイス: 「そうそう、Rubyでencrypter/decrypter使うとだいたいこんな感じになりますね: しかしActiveSupportの割にはローレベルな書き方😆」

# 同記事より
ENCRYPT_CIPHER = 'aes-256-cbc'
ENCRYPTOR = begin
  key_len = ActiveSupport::MessageEncryptor
            .key_len(ENCRYPT_CIPHER)
  key = ActiveSupport::KeyGenerator
        .new("<環境から挿入したkey>")
        .generate_key("<環境から挿入したsalt>", key_len)
  ActiveSupport::MessageEncryptor.new(
    key,
    cipher:     ENCRYPT_CIPHER,
    digest:     'SHA1',
    serializer: Marshal,
  )
end

「その後に『デフォルト値には頼らない』って書いてますけど、これは使う処理系やライブラリによってデフォルト値が違うことがあるんですよ」「というと?」「以前一度はまったのが、PHPのライブラリでencryptしたものをRubyのライブラリでdecryptしようとしたら、どっちかのライブラリでゼロフィル(ゼロ値で埋めること)やられてて復元できなかったことあったんですよ😭: たしか相当無理やりに突破した」「ありゃ~」「ライブラリを素直に無加工で使ってくれればいいものを、そうやってデフォルト値変えられたりするとつらい」

「そういえば私も正規表現ライブラリを異なる言語間で共通で使おうとして似たようなハマり方したことありました😢」「それもあるある: eregなのかpregなのかとかね、といっても最近pregしか見かけないけど😎」

参考: preg_match関数と正規表現の理解を再度見直す - Qiita

その他Rails



trello.comより

Ruby trunkより

提案: 第2のGCヒープ「Transient heap」

ko1さんによる提案です。

mallocが管理するヒープに代わる第2のGCヒープ「Transient heap」のMRIへの導入を提案します。利用されるGCアルゴリズムは「世代的」「コピー」GCアルゴリズムに近いものです。これによってmallocされたヒープの問題を軽減できると見込みます。
同issueより大意


つっつきボイス: 「mallocの手前に別のメモリ管理レイヤを置くという感じ: 結局OSのメモリ管理とRubyのメモリ管理という2層があるから、mallocだといろいろうまくいかないところがあるんでしょうね」「ふーむ🤔」「今日の社内勉強会でキャッシュのしくみの話をしたけど、キャッシュの場合と似た感じで、同じ仕事をする層が複数あるとそれぞれがてんでに局所最適に動作して全体としてうまくいかない、なんてことが起きがちですね」

Ruby: mallocでマルチスレッドプログラムのメモリが倍増する理由(翻訳)

Time.strptime%jを使うユリウス暦で正しく動かない

# 同issueより
require "time"
require "date"

### Works for Dates ###
parsed_date = Date.strptime("15300", "%y%j")
expected_date = Date.new(2015, 10, 27)
# Does not raise
raise "dates not equal" if expected_date != parsed_date


### Does not work for Time ###
parsed_time = Time.strptime("15300", "%y%j")
expected_time = Time.new(2015, 10, 27)
# Raises
raise "times not equal" if expected_time != parsed_time

つっつきボイス:Dateだと動くのにTimeだと動かないというバグ」「Julian date=ユリウス暦の日付」

参考: ユリウス暦 - Wikipedia

ローマ教皇グレゴリウス13世が1582年、ユリウス暦に換えて、太陽年との誤差を修正したグレゴリオ暦を制定・実施したが、今でもグレゴリオ暦を採用せずユリウス暦を使用している教会・地域が存在する。
Wikipediaより

ツイートより

Timeにタイムゾーンを設定する公式のAPIが欲しい

# 同issueより
>> ENV['TZ'] = 'America/New_York'
>> Time.now.zone
=> "EDT"
>> ENV['TZ'] = 'Europe/London'
>> Time.now.zone
=> "BST"

ActiveSupport::TimeWithZoneでやってるようなのを定めたいそうです。

参考: ActiveSupport::TimeWithZone


つっつきボイス: 「タイムゾーンは誰がというかどこで一元管理するのかという問題がそもそもあるんですけど、最終的にはOSの環境変数が頼りですね: この機能はActiveSupportから持ってきてもいいと思う」

Ruby

StripeのRuby lint


sorbet.runより


つっつきボイス: 「Stripeはこの辺に力入れてますね: RubyKaigiのこの発表見られなかった😢」「この間のウォッチでもちょっとだけ扱いましたが一応」「sig(foo: Integer).returns(String)みたいにシグネチャを指定するのか: Matz好みでないやり方😆」「構文変わっちゃいますもんね…」

# sorget.runより
class A
  sig(foo: Integer).returns(String)
  def bar(foo)
    foo.to_s
  end
end

def main
  A.new.barr(91)
  A.new.bar("91")
end

グループ名がない場合にスキップする修正

Windows対応のようです。

mruby-meta-circularとは


つっつきボイス: 「RiteVMってmrubyのVMなんですね: Riteというとつい春の祭典を連想してしまいます🙂」

参考: mruby Virtual Machine(RiteVM) — mrubook 1.0 documentation

「今回のRubyKaigi 2018を見てて思ったんですが、mrubyって組み込み系という印象がそれまで強かったけど、最近はむしろH2Oみたいなミドルウェア系での活躍が目立っててそちらで見直されてる感」「確かにH2Oの成功がアピールした感じありますね😃」

参考: H2O - the optimized HTTP/2 server


h2o.examp1e.netより

別件ですがこんなのも。

dining-table: Rubyでテーブルをきれいに作るgem

# 同リポジトリより
class CarTableWithConfigBlocks < DiningTable::Table
  def define
    table_id = options[:table_id]  # custom option, see 'Options' above

    presenter.table_config do |config|
      config.table.class = 'table-class'
      config.table.id    = table_id || 'table-id'
      config.thead.class = 'thead-class'
    end if presenter.type?(:html)

    presenter.row_config do |config, index, object|
      if index == :header
        config.tr.class = 'header-tr'
        config.th.class = 'header-th'
      elsif index == :footer
        config.tr.class = 'footer-tr'
      else  # normal row
        config.tr.class = index.odd? ? 'odd' : 'even'
        config.tr.class += ' lowstock' if object.stock < 10
      end
    end if presenter.type?(:html)

    column :brand
    column :stock, footer: 'Footer text'
  end
end

つっつきボイス: 「名前が😆」「一度こういう感じに作っておけばHTMLテーブルの他にも後でcsvとかxlsxとかいろんな形式で出せるのか: カスタマイズしたテーブルを扱うときなんかにちょっといいかも😋」

MRuby-Zest: mrubyのオーディオGUIフレームワーク

長ったらしいif-else条件のリファクタリング(RubyFlowより)

# 同記事より
# Before
# Metrics/MethodLength: Method has too many lines. [13/10]
def foo1(number)
  if number == 1
    'one'
  elsif number == 2
    'two'
  elsif number == 3
    'three'
  elsif number == 4
    'four'
  elsif number == 5
    'five'
  else
    'many'
  end
end

# After
DICTIONARY = {
  1 => 'one',
  2 => 'two',
  3 => 'three',
  4 => 'four',
  5 => 'five'
}.freeze

def foo2(number)
  DICTIONARY[number] || 'many'
end

つっつきボイス: 「うん、これは定番のリファクタリングですね: よく使うというか最初からこう書くし」「そうでしたか!😲」「DICTIONARYを作ることで意味が明確になるし、条件を後で変えたり追加したりするのも楽だし、何より読みやすい❤️」

「↓こんなふうにlambda使うのはちょっとスゴイな😉、でもこれも自分使ってるわ」「😀」「こうやってlambda使ったり出力をevalしたりするとかすると最強感💪」

# 同記事より
# After
module SearchService2
  PARAMS_MAP = {
    'id' => ->(value) { { id: value } },
    'first_name' => ->(value) { { 'first_name' => value } },
    'last_name' => ->(value) { { 'last_name' => value } },
    'email' => ->(value) { { 'email' => value } },
    'city' => ->(value) { { 'city' => value } },
    'gender' => ->(value) { { gender: value } },
    'height_after' => ->(value) { { height: { '$gt' => value } } },
    'height_before' => ->(value) { { height: { '$lt' => value } } },
    'weight_after' => ->(value) { { weight: { '$gt' => value } } },
    'weight_before' => ->(value) { { weight: { '$lt' => value } } },
  }.freeze
...

その他Ruby



つっつきボイス: 「言われてみればそうだったわー😲: あんまり使わないけど…」






TCFM出演?

  • 追記(2018/06/23): しまったこれでした↓


RubyKaigi 2018での生ペアプロ動画も上がってました。

クラウド/コンテナ/インフラ/Linux

Linux高速化の話題2つ


つっつきボイス: 「最近のLinuxネットワークの詳細は正直よくわからん😆: まともに追いかけてたのはカーネル2.6ぐらいまでだったし」「あー、じゃLinuxも結構がっつり更新されてるんですね」「ちゃんと更新されてますよ😎」

書籍「実践 パケット解析 第3版」

OSI階層とは

このネタ割と前からあったんですね。

参考: OSI参照モデル: 比喩 - Wikipedia

Google I/O 2018全動画

その他クラウド/コンテナ/インフラ/Linux





つっつきボイス: 「これ定期的に出回るネタ😎」「🤣」




SQL

試さないと損するPostgreSQLの機能(Postgres Weeklyより)

AWS RedshitとPostgreSQLはどこが違うか(Postgres Weeklyより)

pgdeltastream: PostgreSQLの更新をリアルタイムに観測(Postgres Weeklyより)


同リポジトリより

PostgreSQLの関数

はてブで見かけました。

JavaScript

AirbnbがReact Nativeをやめた話

はてブなど各所で話題ですね。ついAirBnBと書いてしまいそうです。

↑先越されちゃいました(´・ω・`)。


つっつきボイス: 「これもmizchiさんが早速アンサー記事↓書いてくれてますね」

参考: いつ ReactNative を使っても大丈夫か - mizchi’s blog

flutter.ioとAndroid fuchsia OS

社内Slackで密かに見守られています。Dart言語ベースだそうです。


より

参考: Dart - Wikipedia

Flutterが何らかの形でFuchsia OSに採用されるかもしれないとも。

参考: iOSとAndroid、両方のアプリを一度に作れちゃう優れモノ! Googleの隠れた戦略が見える「Flutter SDK」 | ギズモード・ジャパン

Parcel 1.9.0リリース(JSer.infoより)

その他JavaScript


CSS/HTML/フロントエンド/テスト

「WebDriver」がW3CでRECに

参考: 「WebDriver」がW3Cの勧告に到達。Webブラウザのテスト自動化などを実現 - Publickey

GDPRどころじゃないのかも

Creative Commonsも反対を表明しています。つかTechRachoも他人事ではありません。

参考: ハイパーリンクを貼るだけで著作権料がかかる通称「リンク税」がEUで導入されようとしている - GIGAZINE

CSS+JSのアニメーションロゴ

Unicode 11.0リリース


blog.unicode.orgより


つっつきボイス: 「とりあえず絵文字増えましたね❤️」「海老🍤」

参考: Emoji Recently Added, v11.0


unicode.orgより

リグレッションとデグレーションの違い

その他CSS/HTML/フロントエンド/テスト


言語よろずの間

マイクロソフトのBlazorとは

GoからPHPに帰ってきた話

話は少し逸れますが、先日のRubyKaigi 2018のドリンクアップでPHP開発者の方とお話しする機会があり、PHPでは英語情報を探さないといけない状況がほぼまったくないと伺いました。

書籍「Go言語でつくるインタプリタ」の続編「Go言語でつくるコンパイラ」がリリース

↓参考まで: こちらは例のGobyちゃんに最も強く影響を与えたリファレンスです。

SHA1コリジョン

各所でバズってますね。

モンティ・ホール問題より手ごわい「2封筒問題」

BPS社内でも盛り上がりました。

↑この問題について最も引用されているという短い論文です。読んでもいませんが、三浦俊彦『可能世界の哲学』によると、「交換すると双方が得になるのは事前期待値が無限大の場合に限られる」ことがこの論文で示されているんだそうです。

同書によると、この2封筒問題を扱うサイトや書籍は必ず炎上するらしく、出版界では密かに疎まれているんだそうです。Railsウォッチもついに炎上?

参考: 数学 - 二封筒問題
参考: 可能世界論 - Wikipedia

同書で紹介されていた以下の本もちょっと気になります。命名の助けになるか混乱の元になるかわかりませんが。

参考: 藤川直也『名前に何の意味があるのか 固有名の哲学』 - logical cypher scape

Rust 1.27リリース

// 同記事より
// SIMDなし
let lots_of_3s = (&[-123.456f32; 128][..]).iter()
    .map(|v| {
        9.0 * v.abs().sqrt().sqrt().recip().ceil().sqrt() - 4.0 - 2.0
    })
    .collect::<Vec<f32>>();

// SIMDあり
let lots_of_3s = (&[-123.456f32; 128][..]).simd_iter()
    .simd_map(f32s(0.0), |v| {
        f32s(9.0) * v.abs().sqrt().rsqrt().ceil().sqrt() - f32s(4.0) - f32s(2.0)
    })
    .scalar_collect();

参考: SIMD - Wikipedia

その他言語


たぶん反語?
私は.vimrcは最小限しか設定してません。



あらゆるGoリポジトリにgofmt -w .をかけてまわるようです。



その他

3D XPointメモリとは

macOSの「クイックルック」は残る

SQLite使ってるって初めて知りました。

参考: macOSの「クイックルック」は暗号化ドライブのファイルまでキャッシュしており、データは永続的に保管されいつでも閲覧できる - GIGAZINE

人感センサー

これ改造がとっても楽なんだそうです。

その他のその他


純粋に欲しいです。けどCD-ROM販売…









つっつきボイス: 「あーこれ何だっけ??」「タイガー式計算機ですね: 自分も実物見たことありませんが😭」

朝永振一郎のエッセイでこれと朝晩格闘してたという記述を見たぐらいでした。

参考: 機械式計算機 - Wikipedia



↑後はワイヤレスになってくれれば完璧ですね。


番外

氷河期の写実的な壁画は自閉症スペクトラムの表れという説

参考: 氷河期の壁画が驚くほどに写実的だったのは「描き手が自閉症だったから」という説明 - GIGAZINE

明和電機健在

参考: 明和電機 - Wikipedia

特大ステッカー

変わり筐体

極太マジックハンド

過酷な環境で酸素を生むバクテリア

参考: 人類の火星移住で酸素の供給源として活躍するかもしれないバクテリアが発見される - GIGAZINE

WiFiで壁の向こうを透視

既にWiFiでの室内の物体の位置特定ってできてた気も。

材料は星

極大から極小までをインタラクティブに


htwins.netより

元になった以下の「Powers of Ten」はかなり昔にIBMが制作した定番の教育コンテンツだそうです。


つっつきボイス: 「やっぱり最後は宇宙ネタ?」「そう決めてるわけではないんですが、何となくで😆」


今週は以上です。

おたより発掘

バックナンバー(2018年度後半)

週刊Railsウォッチ(20180615)TTY gemとHTTPClient gemは優秀、Rubyの謎フリップフロップ、ちょいゆるRubyスタイルガイドほか

今週の主なニュースソース

ソースの表記されていない項目は独自ルート(TwitterやRSSなど)です。

Rails公式ニュース

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